50年目のBig Birthday❣️

50年生きたら、コロナ社会の虚無が広がる世界とは…

あの頃夢見た未来は何処へ…

　

コロナが蔓延し、街ゆく人は皆マスク、放射能汚染が深刻化しても原発を止めることもなく、政治家は今日もバレバレの嘘をつき、それを咎めるメディアも無くなり、庶民は経済の幻影と幻想を追いかけながら虚無に包まれ死に向かって歩いている。

半世紀生きたらここまで虚しい未来が待っているとは思ってなかったな。

昨日の友は友情を売り飛ばして笑いのネタにする。言うべきを言えずに溜まったストレスは、言わざるべきを言ってストレスの発散にする浅はかな大人たち。

この人たちは、何のために生まれて、何のために生きているんだろう？不思議でならない。

人は過ちを犯し、失敗し、挫折し、反省して立ち直るものであり、中には過ちを繰り返す者もいるけれど、多かれ少なかれ人はその繰り返しをしているのではないだろうか？

社会とは、そうやって成熟してゆく大人が支えながら次世代にその過ちの愚かさを説いてゆく、そうして牛歩の如く人類は歩んできたであろうに、今はその牛歩の歩みすら止め、堕落した馬鹿笑いを喜びに転嫁して、真実の光から目を背ける大人ばかりに思える。本当に情けなく悲しいことだ。

今日、渋谷の街を歩けば皆マスク、異常だ。あの頃、友と闊歩した渋谷の活気は色褪せ、今や死の街の様だ。

少年期、毎日の様にサッカーボールを追いかけた公園。50歳になる日に、此処でこの公園の光景を、こんな気持ちで眺める日が来るとも思っていなかった。

今ではサッカーボールを追いかける少年達の姿も見えず、子供すらが皆マスク姿だ。

この樹々たちは、覚えてるに違いない。ずっと見てきたし今も見ているんだ。

2020年7月14日

今日も世界中で生まれている子が大勢いるだろう。その子たちにとっては、生まれながらにこのマスク社会が日常なんだな。マスク姿でスマホを片手に虚無感に包まれた大人の背中を見て育つ子供達…

いつまで続くのだろうね、まったく。

と、暗い現実を踏みしめながら、明るい未来を夢見て、希望を抱き、せいぜい残りの生命の炎を灰になるまで燃やし尽くしてあげたい。それこそがここまで生命の炎を繋いでくれた先祖代々への感謝と思っている。

空に浮かぶ流れ行く雲に見られながら、大地の土を踏みしめ、土中の生命を感じながら、水と風が運ぶ生命の営みの繋がりを、全身全霊、全細胞をかけて繋がっていたい。

俺に繋がった炎は、俺で最後。

俺が消化して繋ぐことはない。

だからこそ灰にしてあげたい。

願わくばその灰を、生命の源に還してやりたい。残りの生命は、その為だけに燃やし尽くしてあげたい。

50年ありがとう。

残りもよろしく。

2020/7/14
Kairindian